なぜお墓を建てるのか?
岐阜の近松石材
お墓女子ことドーターちかまつです♬
師走も後半に入ってきました。
年末年始、お墓参りの時期です。
お墓参りを大切にと思っているドーターちかまつです。
今日はなぜお墓を建てるのか?なぜお墓は石なのかを書いてみようと思います。
『魂魄(こんぱく)』テーマなのですが、なかなか難しいお話です。
柳田國男さんの先祖の話を一度呼んでいただけると嬉しいです。
人間は生きている時は『魂と魄』は1つになっているが、人が死を迎えると魂は天へ昇り、魄は地へ帰ると言われています。
魂=精神
魄=かたまり(お骨)
魂魄は共に不安定でフワフワしている状態です。
①なぜお墓は石なのか?
現世での欲望などの穢れた魄を鎮めるため、地に埋め鎮魂する。
土に還るまでの間掘り起こせないように、風化しない石で蓋をする。
これがお墓が石という意味です。
お墓参りをする時に魂が棒状の石(竿石)に下りてくるそうです。
②なぜお墓を建てるのか?
人が亡くなると魂は家の付近をさまよい、荒魂と呼ばれ時には人に害を及ぼすとされています。その為に、その家族の人はその荒魂を大切に鎮めて挙げる必要があります。
荒魂は大切におまつりしてもらうと、その家のわざわいを除き、幸福をもたらしてくれる除災招福の力があるとされています。
家族の供養をうけると魂の荒々しさが消えていき30年ほどすると個性のない霊になり地縁の霊の仲間入りをしていきます。これが『氏神さま』神霊塚です。
氏神さんにお参りをすると良いというのはこの理由からですです。
50年もすると完全に家の供養から離れるので、お墓だおしを行い供養塔である五輪塔に移すのです。
ふるさとを離れる、お墓参りしない、合祀という形を選ぶ人が多い今の世の中ですが、一度原点に戻り先祖供養の意味を考えていてだけると幸いです♬
そして初詣やパワースポット巡りも良いですが
氏神さまを大切にしていただきたいと思います。
皆さまが笑顔溢れる毎日となりますように♬